MinGW をインストール
Ruby1.9.1環境をビルドするために、MinGW環境を構築します。
VCを使わないのは、拡張ライブラリによってVC6じゃないと通らないとか、2003だ2005だと複数のコンパイラを使い分けるのがおっくうだから。(拡張ライブラリのランタイムバージョンがそれぞれ異なってもそれなりに動くようだけど)
まあ一度VCでやろうとしてザセツしたんですが。
インストールする前に
環境変数 HOME を c:\home\me などに設定しましょう。
Windows流の c:\Documents and Setting\me だと、パス名に空白が入るためいらぬトラブルを招きます。ユーザー名にも全角文字は避けます。
マイドキュメントを移動させてしまえば使い分けの手間がはぶけるけれど、今回はパス。
インストール
3つのパッケージをインストールします。
おのおの、デフォルト設定のままで。MSYSだけインストーラが終了した後コンソールがでますが、y/nには全部Y、ディレクトリをきかれるところはそのままENTER。
- MinGW-5.1.4
- MSYS-1.0.11
- msysDTK-1.0.1
それぞれ、バージョンは記事執筆時現在の最新安定リリース(のはず)。
設定
MSYSを開くと、MINGW32のコマンドプロンプトが出ます。(rxvt版ではうまく日本語フォントが設定できませんでした)
プロパティからウインドウサイズ、画面バッファサイズ、ヒストリサイズ、簡易編集モードなどを好みで。
ls で全角文字が化けるのは、c:\home\me\.profile の内容を
alias ls='ls --color=auto --show-control-chars'
とすると回避できます。(--color=auto は好みで)
ここでインストールされる unix風のコマンドでは、Cドライブのルートが "c:\" でなく "/c/" になります。コマンドによって使い分ける必要があるのでちょっとおっくう。